臨床研修指導医講習会
2015.02.10
こんにちは、今年はほとんど寒くならず、暖冬のまま終わるのかななんて思っていたら、ここ最近寒波の影響もあってか、さすが2月というくらい寒くなってきましたね。
春はもうすぐそこまで迫ってきていますから、風邪など引かず残りの時間がんばって行きましょう。
先日、母校の臨床研修指導医講習会に参加してきました。
臨床研修指導医とは、主に研修歯科医の先生の指導にあたる歯科医師のことです。
どのように指導するべきか?なにを求めているのか?研修において一番重要なファクターはなにかなど、
KJ法やその他方法を用いて、行動目標や方略を立てて行きました。
特に、今回は実際の現役研修医の先生方も参加しており、とてもリアルなディスカッションが行われていたように感じます。
教える側、教わる側双方の歩みよりが必要だと感じ、また結局は指導医の指導力がものをいうのでは、との意見もあり身の引きしまる思いもいたしました。
食の安全の話について、そして今スタンダードプリコーションを考える。
2015.01.18
こんにちは、今回は今話題になっている食の安全についてです。
マクドナルドの異物混入の事件が起きて以来、ずっとどうなのかな?と考えていました。
いわゆる、オフィシャルな報道ではあり得ない、絶対に許せないなどとかなり否定的で、厳しい報道がなされているようですね。
個人的には、少し違和感を感じておりました。
今日、松本人志氏のワイドなSHOWという番組で松本氏以下何人かのコメンテーターが述べていたコメントを聞いて、投稿してもよいかなと思いました。
番組内では、もちろん良いことではないし、気をつけなければいけないことだけども、十分に注意と配慮をした上で起こってしまったことであれば、ある程度消費者側も寛容になるべきではないか?とのことでした。実は私もそのように感じておりました。
また、アメリカ食品医薬品局の例が出ていました。
レーズンに混入するショウジョウバエの卵
オンス(283g)あたり34個までならOK
マカロニに混入するネズミの毛
225gあたり、4.4本までならOK
リンゴを使った加工食品に含まれるカビ
11%までならOK
日本でこのような基準があるかは、存じないのですが、
基準を設けていれば、わかりやすいですよね。
諸外国の方が、このような発想をもっているような印象をもっています。やはり外国の方の方が、白黒ハッキリしてるなぁと思うのは私だけでしょうか?
またこれが、高級店なのかファーストフードなのかもあると思っています。コストやプライスの問題もありますよね•••
ただ、上述したように、これは十分な注意と配慮のあった上での話であること。
社会がこのようなミスをも逃さなくなってきていることは認識する必要があると感じています。
我々の業界で言うと、滅菌、消毒のスタンダードプリコーションの話がありますね。
滅菌、消毒をパーフェクトに行う事は難しい部分もありますが、限りなくパーフェクトを求められるようになると感じております。
完全に行うにはいくつかのハードルがありますが、当院でも努力してより良い治療環境のため努めてまいります。
峯デンタルクリニック院長、医療法人 峯友会 理事
木島 武尊
咬み合わせは全身の健康をも左右する?
2015.01.10
こんにちは、
新年、最初の週が終わろうとしていますね。
世間は三連休の最初の日で、年末年始とまだまだお休みモードのままでいたいな、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
おもしろい動画を見つけたので、こちらで紹介させていただこうと思いました。
歯科の保険制度でもっと適応範囲を広げてほしいというのは、患者、歯科医師ともに、感じることがしばしばあると思います。
しかし、なかなか簡単に保険診療の範囲を広げるといっても、お金もかかりますし、そのための理由が明確でなければ、国も動かないと思います。つまり、政治の話がきっても切り離せないんですよね・・・
国会議員の中で歯科治療の重要性を訴えていらっしゃる先生を初めて見ました。このような考えが広まっていと保険診療の範囲が少し、広がるかなぁという期待を持ってしまいます。
※個人的にこの先生を指示しているということではなく、このような考え方が国会議員の先生に伝わるといいなと思い、アップロードいたします。政治的な意図は一切ありませんので、ご了承下さい(笑)
根管治療に必要なラバーダム防湿法を知っていますか?
2015.01.03
前回の続きで根管治療についてです。
根管治療を行う上で最低限必要なことはなんでしょうか?
それは歯の中を消毒している時に新たな、細菌を入れないことです。
海外においては常識になっているラバーダム防湿法という方法をご紹介いたします。
患者様の歯を残すことに力を入れている歯科医師であれば、国内であっても、多くの場合この方法を行うと思います。
ただ、実際現在は保険治療の診療報酬の項目から除外されてしまったために、行わない歯科医師が多いのも現状です。
まだまだ、保険診療の考え方では歯を残すことの第一歩である根管治療への評価がまだまだ低いのです•••。根管治療と歯周治療で歯を残すことが、健康寿命に関連があるということも証明されつつあります。
それぞれの先生方の判断に委ねられる部分になってしまってはいますが、我々歯科医師、患者様、皆で広めていけたらと日々願っております。
詳しくは、お問い合わせや来院時にご相談下さい。
峯デンタルクリニック院長 木島
根管治療、歯周病治療のすすめ〜その歯本当に抜く必要がありますか?一度残す努力をしてみませんか?〜
2015.01.03
新年の診療も明後日から始まるということでひとつ記事を書こうと思いました。
特に最近多く見られるタイプの患者様のお話です。場合によっては、業界の印象を悪くしてしまい兼ねない内容なため、あまり書くことを悩む内容なのですが•••
あまりに遺憾な思いをすることがあったため、書かずにはいられないと思い書かせていただきます。
なにかというと、「抜かなくて良い歯を抜くことを勧めてインプラントにしようとする歯医者が多い」との記事に関連してのことです。
理由はわかりませんが、昨今このような歯科医師批判の記事を多く見かけるようになりました。
その内容は歯科医師であれば、おのずと気になりますので、目を通していらっしゃる先生方も多いと思います。
実際、目を通してみると、事実である部分もあれば、なぜそのような記事になってしまうのかと疑問に思うところもあるのが現状です。
特に多いのがすぐに歯を抜きたがる、インプラントをやりたがる歯医者に気をつけろのような記事です。
本来、抜かなくてよいかどうか、抜くべきかは実際にその方の口の中を拝見したり、X線などで診断をしなければわからないことです。
また、担当医の判断ですので、意見を求められない限りは、他のものが簡単に意見してはいけないし、担当医の判断は尊重されるべき事項ですし、その先生のお考えによって変わってくると思います。
そのため、一概にインプラントや歯を抜くことを勧められた時におかしいと思わないでいただきたいと思うことです。
(誤解をしないでいただきたいという意味です。これでは本当に必要もしくは、良い提案さえも却下されてしまう可能性がでてきます。)
多くの先生は患者様の利益のために、治療計画を立て提案することが多いのです。
当院でもインプラントは残りの歯を守るためもしくは患者様の利益に直結すると判断した時には積極的に行いますが、残せる可能性のあるご自身の歯は最大限残せるようなプランを提案させていただいております。
ここで終われば•••マスコミ批判で終わるのですが
実際に当院にも、抜く必要があるか疑問に思える歯を抜いてインプラントにするべきと診断されたという方が来院されます。
これでは、一部のマスコミが言うことが正しくなってしまうと、非常に憤りを感じました。
上述のように多くの歯科医師は患者利益のために仕事をしています、しかし残念な診断をなさる先生がおられるのも事実なようです。
私の歯は抜く必要があるのか疑問だと思った場合は担当医によく聞くこと、セカンドオピニオンといって他のドクターの意見を聞くことも必要だということを知っていただきたい。
ただ、あまりいろいろな先生の意見を聞いてしまうことも、逆に混乱してしまい、あなたの利益にはつながりません。(一人か二人、多くても三人ではないかと考えます。)
痛い痛くないや専門だからより、納得のいく話をしてくださるもしくは、熱意をもって診療、説明をされる良い先生を探してください。
根管治療、歯周病治療を専門的レベルで行うことで、残すことができる歯はたくさんあります。当院でもご相談を受け付けております。お気軽にお問い合わせ下さい。
峯デンタルクリニック院長 木島