Case_#3
前歯1歯欠損インプラント
軟組織の増幅により達成したインプラント審美修復
インプラントの抜歯後即時埋入とプロビジョナル(仮歯)の装着は、審美領域における予後不良歯の置換において保存的な治療として考えられています。しかしながら臨床的には、約1年で1mm近くの歯肉退縮が見られるようです。特に薄い歯肉の場合は顕著にみられます。結合組織の移植( connective tissue graft )により薄い歯肉を厚くすることによってインプラントのみならず天然歯にも有利に働き、また歯肉退縮などに対して高い抵抗力を持たせることができます。
私の考える歯科治療とは従来の虫歯や歯周病といった、歯や歯肉の病気を治すだけでなく、もう一歩進んで、美しく健康な歯や歯肉を作ることを目的としています。
口腔内の状態を的確に把握し、種々の治療オプションの中から最適な治療を行うことにより、オーダーメイドの質の高い治療が行えるのではないかと考えております。